あなたの車が、突然の事故やトラブルに巻き込まれ、
ボディが「グシャ」っと潰れ、あっという間に事故車に・・・
この瞬間、あなたならどのような行動を取りますか?
もし、あなたが、ディーラーへ事故車の修理費用や、
廃車の方法といったことを任せっきりにしてしまうと、
例え、事故車になっても、車本来が持つ価値より大幅に下がるため、
お金の面で、大きく損してしまう…なんてことも。
とは言っても、事故車を廃車にする場合、
どこへ依頼すればいいのか迷ってしまいますよね。
しかし、フレームを損傷するくらいの事故で廃車にするしかない場合でも、
迷わず簡単に解決出来る方法があります。
車の事故は滅多に起こるものではありませんが、『もしも』のときのために、
修理費用の相場と、ディーラー任せにしない方がいい3つの理由についてお話ししますので、
万が一の事故で焦らずパニックにならないように、
しっかり予習していきましょう。
事故車の修理費用相場と廃車になる判断基準とは?知らないとトラブルに巻き込まれかねない!?
これは、突然の事故で、車のボンネットがグシャリと潰れ、
事故車になってしまった場合の話ですが、
事故車の修理相場や、廃車にする場合の適切な方法を知らないと、
「事故車だから」という理由だけで買い叩かれる可能性があります。
そして最悪の場合、あなたの車が持つ本来の価値より、
大幅に損してしまう可能性も否定できません。
だから、フレームの損傷などで事故車扱いになった場合は、
次に購入する車の商談を有利に進めるために、冷静に物事を進めましょう。
そのためにも、事故車の修理や廃車を、
ディーラーより言われるままに進めてしまうことは絶対にNGです。
「どうせ、車のことは良く分からない」と思って、
車のことを全てディーラーへ任せっぱなしにするのは危険なので気をつけてください。
そうすれば、事故車の修理費用の相場や、廃車にすべき判断基準などが分かるので、
いざという時も、余裕をもって行動することが出来ますよ!
では、主な事故車の修理費用の相場や、
廃車にすべき判断基準(事故車扱い)について、お話ししますね。
主な事故車の修理費用の相場について
1.エンジンの修理
エンジン本体の価格は、国産車で30~50万円くらいですが、高級車や外車となれば更に
修理代が高くなります。
また、エンジンの載せ替えといった修理費用を見込むと、修理代の総額が100万円を
超えることもあります。
2.フレームの修理
車の骨格部分となるフレームは、本体の修繕自体は数十万程度で出来ることが多いですが、
周辺パーツの組み立て費用などがかかるため、結果的に修理代が100万円以上かかるケースが多いです。
また、フレームは、車の安全な走行に関わる部分のため、損傷し修理すると事故車扱い
(修復歴車)となり、車の査定額が30万円~40万円程度下がってしまいます。
3.バンパーの修理
フロントバンパーやリアバンパーは、小さな傷程度なら、1万円~2万円程度の修理代で済む
こともありますが、キズの範囲が広かったり、パールやメタリックなど色合わせが難しい色の場合はバンパー自体の交換となり、車種にもよりますが、5万円~20万円程度かかります。
また、自動ブレーキなどの安全デバイスが付いた最近の車の場合、バンパーにセンサー等が
内蔵されている関係で、さらに修理費用が高くなるので注意が必要です。
4.ドアの修理
ドアにへこみやキズが付いた場合の修理代は、2万円~が相場となりますが、
車種や塗装の種類(パールやメタリックなど)によって修理代が大きく異なります。
また、損傷の程度によってはドアの交換が必要となり、修理代は10万円~が相場ですが、
ドアの交換は、車の骨格に関わる個所ではないため、修理や交換でも事故車扱い
(修復歴車)にはならいので、覚えていたほうがいいですね。
廃車にすべき判断基準(事故車扱い=修復歴車)について
中古車業界では、事故車扱いの車は修復歴車と呼びますが、
下記の個所を修理、交換した履歴がある場合が該当します。
① フレーム
② クロスメンバー
③ フロントインサイドパネル
④ ピラー (フロント、センター、リアー)
⑤ダッシュパネル
⑥ ルーフパネル
⑦ フロアパネル
⑧トランクフロアパネル
⑨ ラジエターコアサポート (交換のみ)
※より、事故車の定義と基準について知りたい場合は、
日本自動車査定協会の修復歴判断基準をご確認ください。
上記は、社団法人日本自動車査定協会により定められているものなのですが、
事故車扱い(修復歴車)に該当するかの判断基準を大きくまとめると・・・
・修復歴車に該当する車 ⇒ 車の骨格部位(フレーム等)が修復されている
・修復歴車に該当しない車 ⇒ 車の骨格部位(フレーム等)が修復されていない
となりますが、例えば、事故でフロント周りが大きく損傷し、
フレームまで修理した車が、事故車扱い(修復歴車)となり、
反対に、バンパーやドアをぶつけて交換程度で、フレーム等までの
修理を行っていない車が、事故車扱いにならない(修復歴車に該当しない)となります。
事故車の修理をあきらめ廃車に!でも、ディーラー任せはダメな3つの理由とは?
事故車の修理は、ただむやみに修理すればいいのではなく、車の購入費用や修理費用、
保険の戻り金などを勘案し、廃車までを視野に入れ、総合的に判断することが大切ですが、
なぜ、この記事では、ディーラーはおすすめしないのかと言いますと、
もし、廃車にした場合、事故車扱いという理由で、査定ゼロになってしまうからなんですね。
だから、廃車にする場合は、事故車の買取を専門とする業者へ依頼すべきなのですが、
ディーラーへ依頼すると、さらに、次のような別問題が発生する可能性もあるんです・・・
↓
買換えようとしたところ「事故車扱いのため」という理由で査定ゼロ
↓
修理するくらいなら廃車した方がいいと言われ依頼したところ、その費用が8万円!
↓
廃車後に本来戻るはずの自動車税等の還付が受けられない
↓
結局は査定ゼロどころかマイナスになってしまい、欲しい車に乗り換えできなくなる
このような感じで、例え、事故車扱いになっても価値が残るはずなのに、
ディーラーへ依頼すると、ゼロどころかマイナスになるなんてことが起こり得るんです。
ディーラーで廃車を依頼すると、7~8万円程度の費用がかかり、しかも、自動車税などの
還付も受けられないため、トータルで何と10万円近く損する可能性があるんですね。
よって、廃車の処分をディーラーへ依頼すると、
下記のような3つのデメリットが起きるわけです。
2.事故車扱いになると査定がゼロになる
3.自動車税などの還付が受けられない
しかし、そうは言っても「事故車は値段がつかないからしょうがないんじゃないの!?」
と思うかも知れませんが、
それは過去の常識であり、今では、事故車でも専門の買取業者へ依頼すれば、
引取から廃車まで全て無料なだけじゃなく、買取りまでしてくれるんです。
だから、「お金がかかっても安心だから」といった曖昧な理由だけで、
ディーラーへ廃車を依頼するのは、おすすめ出来ません。
以上のことから、事故車扱いとなった車を修理して乗り続けるか、
それとも、廃車にするかの判断は、下記の例を参考にして行うと分かりやすいです。
・元々、中古で買った車だったり、かなりの年数を乗り続けている車の場合、
1万円~2万円程度の修理ならば良いのですが、20万円~30万円を超すときは
買い替え方がお得になるケースもある。
以上のことから、事故車を修理せず廃車にすると判断した場合のアクションとしては、
ディーラー任せにせず、事故車買取専門業者へ依頼するのが、正しい対処法となります。
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事故車の修理をするかしないかの判断をあまり深く考えず、
ディーラーからすすめられ廃車にしてしまうと、そのお金が無駄になるだけではありません。
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事故車扱いという理由で、査定もゼロになってしまいます。
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結局はディーラーへ依頼した方がマシだったと後悔したり、お金を無駄にするはありません。
なぜなら、ディーラーでの廃車費用は、7万円~8万円かかりますし、
自動車税などの還付を併せれば、10万円程度は損してしまうからなんです。
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一度使って便利さと値段を確かめてみて欲しいのですが、
とは言っても、特に車に詳しくない場合、
やはり、ディーラーに任せるのが安心だと思うかも知れません。
確かに、ディーラーは、メーカーの看板を背負っている以上、
しっかりとやってくれるというイメージがありますからね。
車を廃車にするほどの事故の経験は、出来ればしたくないものですし、
また、滅多に起こることではありませんが、
だからこそ、事故車の修理と廃車費用を比較したり、
廃車の正しい方法を知っておくことって重要だと思いませんか?
いかがでしたか?
この記事では、「事故車の修理費用を総ざらい!
ディーラー任せじゃダメな3つの理由」について紹介して来ました。
これで、事故で高額な修理費用が発生した場合、
廃車にすべきかどうかという悩みを決することが出来ます。
あなたの愛車が事故に遭ってしまった場合、
ディーラーに頼らず有利に物事を進めたい時など、ぜひ、参考にしてみてくださいね。
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